話題のスーパー視察から学んだ! 消費者が「買い物で求めること」を知る重要性。
こんにちは。ブログ編集長の坂本です。
先日、九州へ出張に行った際に、前から気になっていたあるお店に立ち寄りました。
そのお店は、日本一視察が多いスーパーだ、とも聞きます。
この企業の運営する店舗で感じた「消費者が買い物に求めること」について、今回は迫ってみたいと思います。
競合他社が取り組むべき新たな差別化ポイントとは?
今も昔も、数多くのスーパーが取り組んでいる差別化要素としては、「価格」「鮮度」「品揃え」などが重要なファクターです。
また、自社本部が定める年間52週のMD計画や、数値把握及び分析などを実践して売り上げと利益をしっかり維持している企業も多いと言えます。
これらの取り組みは、当然ながらどの企業も同じ観点で切磋琢磨しています。
このような競争原理に基いて企業が動いた結果、スーパー業界は「凌ぎを削る」という状態になっているといっても過言ではないでしょう。
私も仕事柄、スーパー業界の渦中をよく知っていますが、今回冒頭にご紹介した某スーパーの店舗に足を踏み入れて初めて感じたことがあります。
それは、
「なんだか、ワクワクする…」
そんな、感覚でした。
店内には、季節感を感じさせる装飾や巨大なオブジェなど、店内全体がデコレーションされています。今の季節に合わせた「食材の楽しみ方」や「組み合わせ方」が感じられるように、売り場にレイアウトされているわけです。
そのため、食材はどれも美しく見えて、さらに楽しさも感じられました。
消費者が満たしたいのは「物欲」だけじゃない!
しばらくそのお店の店内を見ていて、なぜ私はこんなにも「ワクワク感」が得られるのかを、改めて考えてみました。
結論として、単純に「モノが欲しい」という欲求を満たすのではなく、「買い物がしたい!」「買い物が楽しい!」という欲求を満たしているからだと気付きました。
モノが溢れる現在において、消費者の興味は「何を買ったか」ということよりも、「どのように買ったのか?」「お店でどんな事があったのか?」などをより重要視するようになっています。
このお店は、まさにこのような点に注力を注いで消費者の声に応えているように感じました。 今後、企業は消費者が何を重要視しているのか、しっかりと向き合って行動できるかどうかが、業績を伸ばし続ける1つの糸口となるでしょう。
消費者が求める店舗であるために
では、買い物自体を楽しめる、そんなお店作りはどのようにしたら実現できるのでしょうか。まずは、お客様のことを知ることです。作業等に掛かる時間を減らし、接客の時間を増やすことができれば、おのずとお客様のことがわかるようになります。どのような年齢層の方が、何を求めて来店しているのか、商品にどのような不満があるのか、または満足しているのか、そのような一人一人のニーズに気づければ自然と店舗が同であるべきかが見えてくるのではないでしょうか。
労働力不足やそれに伴う賃金野高騰により、作業時間を減らすことは容易ではないと思います。ですが、体制を整えることで実現することが可能です。
ネクスウェイの本部店舗間コミュニケーションツール「店舗matic」は、情報処理にかかる時間を削減し、接客時間を創出することをかなえるツールです。導入することによって、運営体制自体の見直しを図り、ぶれない運営体制を整えます。
これまで多くのスーパーマーケット企業様に導入いただき運営をサポートしてまいりました。スーパーマーケットの事例は下記よりご覧いただけます。ぜひご参考になさってみてください。