店頭のタブレットPC導入状況(2016年)から“売れる瞬間”にタブレットPCがどう活きるのか?を考える
今回は、2016年8月に実施した「208名の店長に聞いた店頭のタブレットPC導入状況」のご報告と共に、タブレットPCの活用法を検討する際のポイントについて改めて考えたいと思います。
チェーンストア企業にお勤めの208名の店長に聞いたタブレットPC導入状況のご報告をさせていただきます。
以下が調査概要/内容です。
【調査対象】10店舗以上の多店舗展開チェーン店のうち、専門店小売業の店舗にお勤めの店長様
【調査期間】2016年8月8日~8月11日
【調査方法】WEBアンケート
【調査内容】店頭でのタブレット導入有無/導入範囲(全店/一部店舗)/使用タブレット/利用目的
【有効回答社数】208社
「タブレットの利用目的」にご注目ください。
タブレットの利用目的は、「業務利用」(79%)で最も多く、「接客利用」(62%)でも多く使われています。
同様のリサーチを2015年1月に実施した際には、以下のようにタブレットの利用目的として「業務利用」がかなりの割合を占めていました。
このような変化から、2010年4月(日本は5月)にiPadが登場してから約6年の間、
各チェーンストア企業は、iPadなどのタブレットPCの活用法について試行錯誤をしていましたが活用法を見出し、地に足のついた実践をできる企業が増えているように見受けられます。
<目次>
“売れる瞬間”にタブレットPCがどう活きるのか?
さらなる売上アップやコスト削減を目指し、より良くタブレットPCを活用するために、私たちが重要だと考えていることをお伝えします。
「タブレットPCの活用が、店頭での消費者の消費行動に素直に沿っているのか(消費行動を阻害する要因になってしまっていないか)。店舗オペレーションを複雑化させてしまっている要因になっていないか。」
このような視点でタブレットPCの活用法を振り返ってみてはいかがでしょうか。
タブレットPCの導入は、コスト削減と売上アップ、どちらにも効果を出すことができます。
ただし、いくつかの先行例を見てきて、“チェーンストアにおいては業務効率化・コスト削減を目的として使用するのではなく、売上を創出するという観点で活用したほうが、タブレットの価値は活きやすい”、と私たちは考えます。
なぜなら “情報を持ち出せる” “どこでも見ることができる” というタブレットPCの特長より、 “見せる(魅せる)” “コミュニケーションの補助になる” 特長の方が、消費者と一日中接している店頭においては活用できる時間が多く、レバレッジが効くからです。
商品をより良く“見せる(魅せる)”。ブランドの良さをより良く“見せる(魅せる)”。
各種キャンペーン情報などを、消費者にわかりやすく “見せる(魅せる)” ことで “コミュニケーションの補助とする”。
このような “売上アップに直結する観点” で、タブレットPCとどう向き合うべきか考えてみてはいかがでしょうか。
“売れる瞬間”にタブレットPCを活用!セット率、客単価が上昇!その方法は?
最後に、まさに“売れる瞬間”にタブレットPCを活用し、「セット率アップ、客単価が上昇」を実現されたラコステ ジャパン様の事例をご紹介します。
店舗のVMD確認(売場確認)を従来メールで行っていたというラコステ ジャパン様。
作業の煩雑さゆえに店舗からのディスプレイ写真の共有が遅れ、本部の意図しないディスプレイがお客様の目にふれてしまうことが多々あったそうです。
いかにしてVMD確認(売場確認)作業を効率化し、ラコステらしいディスプレイを全店で展開できるようになったのか、語っていただきました。
ネクスウェイでは、売場報告・売場チェックに関する、以下のようなお悩みを改善するお手伝いをしています。
店舗:売場の写真報告が手間→接客時間に影響
本部:写真のとりまとめ、チェックが手間→タイムリーに修正出来ず機会ロス
このようなお悩み、「売場ノート」が解決いたします!
「100点満点の売場を、100%店舗で実現する」をコンセプトに、売場づくりのPDCAサイクルを高速化し、店舗と本部の報告・確認作業の負担を軽減します。
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店舗:指定された場所の写真をiPadやiPhoneなどで撮影するだけ
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