
本社 | 埼玉県和光市下新倉5-11-1 |
|---|---|
設立 | 1978年11月 |
代表者 | 原 伊佐雄 |
事業内容 | バイク用品販売・ピットサービス・車検・イベント運営 |
資本金 | 5,000万円 |
店舗数 | 全国64店舗(2025年12月) |
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導入のポイント
>指示を「店舗matic」に一本化し、抜け漏れが減少、作業実施率は50%以下から96%へ
>通知/作業/回答/緊急の4分類により、対応の判断が一瞬で可能に
>緊急指示が10分の1に減少し、作業の優先順位が明確に
>画像報告やアンケートも「店舗matic」に集約し、集計作業が効率化
>自動リマインド機能で追いかけ工数が大幅減。本部の確認作業が3割減
>通知タイトルや文面、発信時間のルール化により、指示連絡の作成効率と精度が向上
背景・選定の経緯
二輪業界の中では珍しく、本部機能を強く持つ2りんかん。棚割りの作成、売価変更、ピットサービスの基準づくりなど、店舗のオペレーションに直結する指示は多岐にわたり、内容も細かい。店舗運営部の笹川氏は「本部機能が強いこと自体はメリットなのですが、本部が動けば動くほど店舗への指示が増える状態になっていました」と語る。
一方、本部側にも深刻な課題があった。報告方法が部署ごとに異なり、メール、サーバー、スプレッドシート、Excel貼付などバラバラ。64店舗からの報告が様々なツールで大量に送られ、集計は手作業だった。
「多い部署では1日150件以上のメールを受け取り、その集計に追われていました。本来の企画業務より、集計業務に時間を取られてしまう状況です。しかも“実施率が結局よく分からない”という根本的な問題も残ったままでした」(笹川氏)
この「店舗の実施状況が分からない問題」は、結果として店舗運営部に大きな負荷を生んだ。店舗が実施していないのか、報告していないだけなのか判断できず、店長の上司にあたる店舗運営部の各マネージャーが、担当店舗に連絡して確認しなければならない。店舗側も、いつどの部署からどんな連絡が届くか把握できず、情報の優先順位づけにも苦労していた。

「過去には別ツールの導入も検討しましたが、導入コストだけでなくランニングコストも高額で、社内を説得するだけの合理性を示しきれませんでした。店舗側の作業負荷を減らしつつ、実施率・閲覧状況を可視化できる機能を持っているツールでなければ、導入判断には至らなかったと思います」(笹川氏)
その中で「店舗matic」は、画像報告の簡便化から実施率の把握、報告形式の統一まで、2りんかんが「ほしい」と感じていた機能を網羅していた。比較検討した他のソリューションと比べて、コストパフォーマンスが圧倒的に高かったという。
(左:笹川氏 右:ネクスウェイ 青木)
導入の後押しとなったのが、導入をサポートする部隊であるカスタマーサクセスによる伴走支援だ。他社事例を基に、通知のタイトルルールの提案、発信時間の固定化、指示文のひな形作成など、店舗が迷わない情報発信へと導く運用提案が次々と寄せられた。笹川氏は「属人化していた発信文化が整理されて、見る側が毎回同じ形で受け取れる仕組みが整ったことで、運用が一気に効率化されました」と語る。
【導入の効果】
「店舗matic」を導入してから半年。2りんかんでは、本部・店舗双方の業務負荷が数字として明確に減少した。最も象徴的だったのは、“緊急”とされる指示が10分の1まで減少したことだ。
以前は本部の個人的な重要度によって緊急連絡が乱発され、店舗は優先順位を判断できず混乱が続いていた。しかし、「緊急=お客様に迷惑がかかる場合のみ」という明確な基準を設け、全社的に統一したことで、緊急連絡の数は本来あるべき水準に収まった。笹川氏は「今月、緊急と言える案件は不良品の撤去で一度あった程度。乱発が無くなることで、本当に緊急な案件に、店舗もすぐ反応してくれるようになりました」と語る。
また「店舗matic」導入後は、店舗の作業実施率が画面で即時に確認できるようになり、実施状況の確認にかかっていた時間は、従来の時間から3割程度まで圧縮された。導入前は、運営部が1日の3分の1近くの時間を確認に費やしていた。しかも確認は電話中心で、「本来10秒で済む確認が、話し込んで10~20分になる」という状況が常態化していたという。
店舗の実施状況が画面で即時に確認できるようになったことで、不要な追いかけをする必要がなくなり「本当にやっていない店舗だけを追いかければよい」という適正な運用が可能になった。
さらに、ネクスウェイのカスタマーサクセスからの支援を受け、
タイトルに【通知】【作業】【回答】【緊急】を付ける
発信時間を固定する
ひな形の形式を統一する
をはじめとする“統一ルール”が整備されたことで、属人化されていた指示文化も全社的に整理されたという。
「正直、自分たちはバラバラに指示を出してきた側の人間でした。でも “タイトルを揃えるだけでも店舗は読みやすくなる”“発信時間を統一すると店舗のストレスが減る”と教えてもらい、目からうろこでした。見る側が迷わないようになり、明らかに店舗が動きやすくなったと思います」(笹川氏)
「店舗matic」は単なるタスク管理ツールではなく、本部の発信品質と店舗の運用品質を同時に底上げする基盤として機能し始めている。

【店舗の声】
「店舗matic」導入前、2りんかんではグループウェアのインフォメーション機能を使い、各部署がそれぞれ好きなタイミング・形式でお知らせを発信。メール・共有サーバー・Excel・スプレッドシートなど報告手段もバラバラで、同じ依頼でも出す担当者によってフォーマットが違うのが当たり前だった。
しかし「店舗matic」導入後は、負荷軽減・ルール化・運用統一が進んだ結果、店舗の作業実施率は96%を記録。導入前は、店舗運営部が何度も追いかけてようやく8割、スタート時点では5割実施していれば「まあまあ優秀」と言える状況だったが、現在は追いかけずに実施率8割を達成できる状態にまで改善されたという。2りんかん全体の運営およびサービスの品質が、着実に底上げされている。
笹川氏
さらに、本部への画像報告も大幅に効率化された。これまではスマートフォンで撮影した画像をPCに取り込み、圧縮、共有サーバーに保存するかメールに添付し、容量が足りなければ不要データを削除して送り直す手間が発生していた。笹川氏は「人によっては1件の報告に30分かかることもありました。指示を見るだけでもグループウェア起動に時間がかかるため、見るのも大変、返信するのも大変という状態でした」と振り返る。
「店舗matic」により、これまで5〜6工程かかっていた画像報告作業が「スマートフォンで撮ってそのままアップする」だけで完了するようになり、1件あたりの工数は5分もかからないレベルにまで圧縮。数量報告も、以前は「グループウェア起動 → Excel入力 → 保存 → 添付 → 送信」と複数工程を踏む必要があったが、「店舗matic」では画面上で数量を入力して送信するだけで済んでいる。
【今後の展望】
今後はまず、店舗が混乱しがちな指示そのものを減らすことに重点を置くという。現在は部署間で「店舗matic」の活用度にばらつきがあり、グループウェア側に情報を上げ続けている部署もある。機密情報の扱いという課題を踏まえつつ「店舗maticで完結できるものを確実に移管する」ことが今後の改善ポイントとなる。
また、報告のしやすさが向上したことで一時的に増えた本部から店舗への“回答依頼”についても、本当に回答が必要かを見直し、不要な報告を減らす方向に舵を切る。店舗が「導入してよかった」「作業が確実に楽になった」と言える状態を目指し、発信側の質と量を整えることで、店舗の作業がスムーズになり、結果としてお客様に向き合う余白の時間を増やしていくことが今後の目標だと笹川氏は語る。
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