株式会社クラッシュアンドカンパニー様
DXの最終課題だった業務をまとめてデジタル化。
販売力強化に向けた業務フロー構築の第一歩を踏み出した

クラッシュアンドカンパニー様

株式会社
クラッシュアンドカンパニー

本 社   :新潟県新潟市中央区古町通6番町988

設 立   :1983年4月

資本金   :5,000万円(2023年6月現在)

代表者   :天野 宏宣       

事業内容  :小売業

店舗数   :65店舗(グループ計 2023年7月現在)

ホームページ:http://crush.jp/

株式会社クラッシュアンドカンパニー(以下、クラッシュアンドカンパニーと記載)は、グループ企業として3法人を運営。イオンモールやららぽーとなどを中心に、フランチャイズ経営によるレディースアパレル店舗を全国に展開している。そのほか、メンズアパレルやジュエリー、時計のセレクトショップを手掛けている小売企業だ。

同社は店舗スタッフの「販売力」を何よりの強みとしており、スタッフの力を最大限発揮できるよう、コロナ禍をきっかけに社内のDXを推進している。

導入のポイント

店舗での導入効果

  • 本部からの指示への対応のヌケモレが減り、業務が効率的なった

  • 最新の申請書類のフォーマットやマニュアルを利用する習慣付けができた

本部での導入効果

  • 本部から配信した情報の閲覧状況が店舗ごとに把握でき、フォローが容易になった
     
  • ファイル共有の方法が一元化され、作成したデータの保存場所等をメール配信する手間を軽減できた
     

背景

今回、クラッシュアンドカンパニーが「店舗matic」を導入した背景にあったのは、全社的なDXの推進活動だ。数年以上前から業務のデジタル化の必要性は感じていたもののなかなか踏み切れずにいた中、コロナ禍をきっかけにDXを一気に推進。人事系業務や勤怠管理など、社内の煩雑な業務をデジタル化するためにシステムを次々と導入した。

DXを推進する中、最後に残った課題が書類申請と情報発信業務だった

「最後に残ったのが、社内の書類申請フローや本部から店舗への情報発信業務でした」と語るのは、クラッシュアンドカンパニーのシステム統括を行っており、「店舗matic」の導入を主導した本間氏だ。

本間氏「特に、書類申請のワークフローは課題でした。店舗側が本部の誰に何の書類を出せばいいのかを把握しておらず、経理担当に備品購入の依頼をしてしまう、とにかく話しやすい人に連絡を取る……といった状況が日常茶飯事で。エリア長の承認をとっているのかも判別できないこともありました。また、最新のフォーマットをOneDrive上で共有はしていたのですが、そのためだけに使うものになっていたため、デスクトップに保存した古い書類をそのまま使ってしまうなんてこともありがちでしたね」

また、本部から店舗に情報を伝えても、なかなか思ったように回答を回収できない状況も頻発していたという。これらの業務を一つのグループウェアで包括的に改善できないかと検討を進める中、たどり着いたのが「店舗matic」だった。

機能を調べるほどに「60店舗抱える自社に最適なツール」だと確信

「店舗matic」を知ったのは、クラッシュアンドカンパニーが取り扱うブランド企業で採用されていたのがきっかけだった。「同じ業界で採用されているからには、良いツールに違いない――」そんな予感のもと本間氏が「店舗matic」について調べてみたところ、「これが自社に一番適している」と確信を持ったと語る。

本間氏「当社がツール選定において一番重視していたのは、何より『店舗にとって使いやすいかどうか』です。『店舗matic』はそもそも当社のような多店舗経営企業の店舗向けに開発されたシステムなので、実際に店舗と本部の間で行われている業務の効率化に、非常にマッチした機能を有していました」

同社が「店舗向きかどうか」を重視したのは、自社の強みである「販売力」を成長させたいという思いもあってのことだ。

店舗でツールを扱うのは主に店長だが、店舗運営の要である店長が店頭業務ではない書類申請などの雑務に時間を取られると、店舗全体に悪影響が出る。こうした状況を防ぎ、店長がいつ、何をやればいいのかを「店舗matic」で明確化できれば、店長がスタッフの指導や店舗の売上貢献のための施策に集中できる――。本間氏はそんな展望を抱いたという。

一般的なグループウェアの情報を収集し、機能や費用を一覧化し比較検討も行っていたが、「店舗matic」の存在を知ると、すぐに導入を決定。2023年3月からテスト運用を経て、5月中旬に全店舗での活用がスタートした。

本部からの業務連絡と書類やマニュアルの最新データ共有がスムーズに

「店舗matic」は店舗運営に必要なさまざまな機能が搭載されているが、まずは機能の柱として本部から店舗に情報を配信できる「お知らせ」と、「店舗matic」内にデータをアップロードして共有できる「書庫」から利用を開始した。

「お知らせ」については、店舗ごとに情報を閲覧したかどうか把握できる点を非常に重宝していると本間氏。

本間氏「導入当初はまず、『店舗maticを導入したので、ログインをしてお知らせを見て、ログインをしたと回答してください』と全店に通達してみました。どんなに便利なツールも、まずはログインしてもらえなければ意味がありませんからね。回答を回収した上で、ログインをしていない店舗にはフォローの連絡をしています。本部スタッフは早速、『店舗matic』の便利さを実感しました。

現在特に活用が進んでいるのは、総務部です。スタッフの入退社に伴ってさまざまな手続きが発生しますから、必要な情報の回答を求めたり別システムの入力をお願いしたりと、積極的に『店舗matic』を使っています」

 

「書庫」には、導入と同時に申請書類のフォーマットや社内マニュアルに至るまで、思いつく限りのデータをアップロード。「最新書類は『店舗matic』を探せば見つかる」状態を作った。

以前はファイルを探すためだけにOneDriveを開かなければならず、店舗にツール活用の意識付けができなかったという本間氏。今回は毎日「店舗matic」にログインをする習慣ができたため、データも「店舗matic」からDLするという動きを社内浸透できたそうだ。

本間氏「動画をアップロードできるのも『書庫』のいいところですね。以前は社内向けに作成した動画マニュアルや社長メッセージなどをYouTubeに限定公開してからメールでURLを配信したりしていましたが、後で見返しづらいのがネックでした。

『店舗matic』ならログインした人しか見られませんから、動画そのものをアップするだけでいいですし、いちいち保存先を探す手間もないので非常に使いやすいです」

クラッシュアンドカンパニー本間様
管理部
本間 圭介氏

「店舗matic」の機能をとことん駆使し、理想のワークフローを追求する

「店舗matic」の本格導入から約1ヶ月。本間氏は「今後も、店舗が『販売以外の業務が楽になった』と思えるような環境をしっかり構築していきたい」と意気込みと展望を語る。

本間氏「導入時からそうだったのですが、もしかすると当社は『店舗matic』を一番使い倒そうとしている企業かもしれません(笑)。『店舗matic』の機能を最大限駆使して、自社にとって理想のワークフローを追求して創り上げていきたいと思っています。それには多少時間がかかるので、少しずつ開発とリリースを繰り返していく予定です。

そのほか今挑戦したいと思っているのは、社内でグループを作成して自由にコメントを投稿できる機能の活用ですね。特定のブランド毎に全国の店舗間でコミュニティを構築すれば、今よりも売れ筋や売り方の情報共有が素早くできるようになるのではと期待しています。SVが行っているような商品コントロール業務に関わる情報をタイムリーに取得する、店舗スタッフの販売の仕方や地域ごとの客層の違いを共有するなど、活用幅はかなり広いでしょう。

店舗スタッフの育成面で、今後は動画マニュアルを作成して『書庫』にどんどんアップロードしていきたい意向もあります。もちろん、『店舗matic』自体の今後のアップデートにも、非常に期待していますよ」

クラッシュアンドカンパニー

          店舗maticについて詳しく知りたい方はこちらより資料を無料でダウンロードいただけます。

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