【消費者調査】リアル店舗に期待すること~食料品編~
皆さんこんにちは。前回に引き続き今回も永廣がお届けします。
前回のブログでは消費者への調査を元に品目ごとでの
リアル店舗とネットでのショッピングの割合を見てみました。
今回はさらに品目ごとにリアル店舗での買い物に期待されていることは
何なのかを見て行きたいと思います。
まずは食料品から見て行きましょう。
リアル店舗に期待すること~食料品編~
前回の調査にあるように食料品のリアル店舗での購入率は
「リアル店舗のみ」で買い物をする率が51.5%、
「リアル店舗が多い」が43.2%、
合計すると94.7%と全品目で一番となりました。
では消費者はどういう期待をして店舗に足を運んでいるのでしょうか。
<<リアル店舗への期待ベスト3>>
①ECサイトとは違い、商品を実際に見て触って確認できそうだから
②ECサイトよりも、早く欲しいものが手に入りそうだから
③ECサイトよりも、商品の品質に安心ができそうだから
ちなみに性別年代別で見ると、
女性の20代~30代は他の年代に比べて
安いものが手に入りそうだからと回答している率が
高くなっているのが特徴として見られます。
ではこのような期待を持って店舗に訪れた消費者が
期待を裏切られたり、期待に満たなかったという理由で、
購入をやめたり今後のその店舗からの購入を取りやめようと考えたことがある人が
どの項目への期待が裏切られたのかを聞いてみました。
<<期待に反した項目ワースト3>>
①ECサイトとは違い、商品を実際に見て触って確認できそうだから
②ECサイトよりも、安いものが手に入りそうだから
③ECサイトとは違い、商品について店員に詳しく話を聞き相談できそうだから
①は期待が一番高かった項目ですが、
裏切られた確率も突出して高いという結果になりました。
実際のエピソードをお聞きしてみるとこのような声が出ていました。
・目で見て買ったつもりでも見えない部分にカビが生えていた
・実際に見て選んでも、帰ってきて料理てみると腐っていた
・期待する商品がなかった
・・・etc
実は他の品目もエピソードを聞いていますが、
食料品のこの項目に関して出されたエピソードだけ
ものすごく回答数が多かったです。
買い物の頻度も高く、
食に関する品質には他よりもデリケートなので
そこで失敗したと思ったエピソードはより記憶に残るのかもしれません。
安全性を特に気にしている人がリアル店舗に来ているのに、
期待に反してしまったらその後立ち寄ってもらえないかもしれません。
かく言う私もここ10年愛用していたスーパーの
お肉の品質に??と思うことが3回ほど続いた結果
他のスーパーに乗り換えてしまったところです。。。
エピソード欄には
「意外とネットの方が新鮮で安全な野菜が売っていたりする」
という意見もありました。
ライバルは隣のお店だけではない時代、
食料品に関しては少なくとも生鮮部門では
今まで以上に鮮度・品質への工夫が必要になりそうですね。
それでは次回は「ファッション・美容品」についてお伝えいたします。